Paediatric Orthodontics + Extraction vs Non-Extraction -- Dr Yoshino / Dr Haw Kim Chuan

2026-04-11 2:15:38 seminar

1. CO-CRシフト患者の診断と治療計画

  • CO-CRシフトの特定:
    • 患者は側方クロスバイト(交叉咬合)があり、下顎が前方へシフトしているケース。
    • 初診時の咬合接触では、側方歯のみが接触している(「後ろの歯は噛み合っていない」)。
  • 治療の目的:
    • 不必要な歯の挺出(erupt)を避ける。
    • 前歯部の干渉(anterior interference)を除去する。
    • 治療の結果、下顎が自然に正しい位置で閉鎖する「バイトジャンプ(bite jump)」を実現する。

2. CR位でのバイトスキャン手順

  • CR位の確保:
    • 講師は下顎に手を添え、患者がセントリックリレーション(CR位)にあることを確認・保持する。
    • 患者には「顎の筋肉を使わず、シフトしないように、じっとしている」よう指示する。
    • この際、歯(特に臼歯部)は接触させてはならない。
  • スキャンの実施:
    • 講師がCR位を保持したまま、アシスタントがバイトフォーク(bite fork)を挿入する。
    • この状態でバイトスキャンを行う。
    • 「シリコンバイト印象ではなく、この方法でCR位を維持してスキャンを行う。」
  • 手技のポイント:
    • 両側性下顎操作(Bilateral manipulation of the mandible): 下顎を上前方へ誘導し、CR位を確保する手技。
    • 「患者がシフトせず、閉じず、筋肉を使わず、ただじっとしているように感じられる。」

3. CR位バイトスキャンの適用基準

  • 必須となるケース:
    • CO-CRシフトが顕著な患者。
    • 咬合に大きな課題があり、咬合がシフトする患者。
  • CO位スキャンで十分なケース:
    • CO-CRシフトが小さい患者。
  • 講師のコメント:
    • 「私は全ての患者に行うわけではない。本当に必要な患者、つまりCO-CRシフトが大きく、咬合に課題がある患者にのみ、セントリックリレーションでのスキャンを行う。」

4. 質疑応答

  • (受講者)「(このCR位咬合採得の方法は)アメリカでは教えていないのですか?」
  • (講師)「そこでは教えていない。」